服

服を買いに行くための服を買いに行ってきた

私は、高校を卒業して一時的にフリーターをしていましたが、いつの間にかその生活が普通になってしまいました。当然彼女ができるわけがありません。そんな私にも二十歳のころは彼女がいました。1年以上付き合いましたが、私が不甲斐なかったため結局別れることになりました。それから女性の目を気にすることがなくなり、10年以上が経過しています。洋服にはたいして興味がなく、はっきりいって何でもいいから着用していればいいと思うようになっています。

ある秋の日に、突然気温が寒くなりました。それはでは25度前後の日々が続いていましたが、突然雨が降り出し気温が17度まで落ち込んだのです。その日は、冬の恰好をしていなければおかしい日でした。ですが私は冬の格好をすることができません。なぜなら、去年の冬に長年愛用していたコートを捨ててしまったからです。つまり、私は冬が来た時の対策がなにもできていない状態にあります。

ある日思い切って洋服を買いに行きました。ですがその前に、あることに気がつきます。それは、着ていく服がないことです。外はとても寒く真冬日同様な雰囲気なのに、九月ごろの格好をして外に出ることになったのです。寒くて凍えそうになりました。指先の感覚がなくなったとは去年の冬以来です。歩きながら私は、冬着る服を購入するというよりも、服を買いに行くための服を買わなければならないと思ったのです。なんだかおかしな話しですが、現実に起こってしまったのですから仕方がありません。まるで、有名なラーメン屋に並んでいるとき、待ち時間が結構あるので、その間にお弁当を買って食べるようなものです。

結局その日は、風邪をひいてしまいました。家族から電話がかかってきたときり、私は鼻声で電話に出たため、家族はびっくりしていたようです。それから数日仕事を休みましたが、次の週はようやく20度を超える天気になっていました。今回の反省は、普段から着る服を用意しておくことと、しっかりと寒さ対策をしておくことです。なにぶん独り暮らしのため、自分を看病をしてくれる人がいないのがつらかったです。こんな時奥さんや彼女がいたらどれだけ心細さを解消できたでしょうか。

いずれにしても、今年の秋は様々なことに気づかされました。少なくとも将来的な準備だけはしっかりしておかなければ、大変なことになることもわかったのです。それにしても、早く自分のことを看病してくれる彼女がほしいと思います。